日本一周旅行中は自宅のネットワークから離れ、スマホでネット、あるいは行く先々の無料Wi-Fiを使ったり、大画面で作業したい時は携帯のデザリング機能を利用してWi-Fiを飛ばしパソコンで受信しネットに接続するという環境が一般的ではないだろうか。スタート当初はこれでいいと思っていたのだが・・・
ギガが足りない・・・
当初、スマホのギガ数など気にもしていなかったが、一週間ほどで回線速度が超スローになり容量を１ギガ単位で買い足さなければ速度が回復しない事態に陥った。
初めてのことだったので、あれこれ調べ無駄な時間を費やしながらなんとか対応。
確認してみると、一時間ほどのネット検索やニュースの動画閲覧で１７０～２００Mbを消費しており、これを毎日続けると５日から７日で１ギガを消費する計算となる。Youtubeの視聴などを含めるとさらに増える。
（一般的には、一日1.5時間ほどYoutubeを視聴すると一か月で50ギガ近くを消費することになるらしい。LINEのビデオ電話はYoutubeの3分の一くらいを消費するそうです。）
最初は細かい計算などしていなかったので、１ギガ単位で買い足していたが、上記の通り約１週間で使い果たすので、何度か電話で買い足し依頼をするうちに効率の悪さを感じWiMAX（Wi－Fiルーター）の購入を検討することにした。
山形でWiMAX2＋契約
何せ、一旦ギガ数が足りなくなると極端にスピードがダウン。ネットに繋がっているとは言え、とても実用に耐えない状態に陥る。
山形の家電量販店で、「ギガ放題」WiMAX2＋を契約。ａｕのインフラを利用とあったので、携帯がつながるところイコールWiMAXも使えると勝手に思い込んだのだが・・・
店頭での説明は「つながらない所もある。」という説明。携帯も圏外の所があるのだから、まあ当然だろうと思い、軽く了解の意を伝えて機器を受け取った。
使ってみて確認できたことは、携帯がつかえるところとWiMAXがつながるところはイコールではないということ。移動中はスマホ、WiMAXの利用はほとんど道の駅というパターンがほとんどだったが、個人的な感想としては道の駅は郊外にあるケースが多いので、つながることの方が珍しいという印象。
ＬＴＥを使えばつながるかもと思ったが・・・
ＬＴＥを使わない選択をする。
追加料金千円ほどで、ＬＴＥネットワークを利用して繋がりにくさを改善できるという説明を受けたが、そのＬＴＥというものが通話エリアと同等であることは説明はなく、つながるかも・・程度の説明しかなかったので、ほとんど期待することもなく使わず仕舞い。（ＬＴＥはスマホの通話エリアと同じ、を知らなかった。）
また、ＬＴＥネットワークに接続すれば改善されるとのことだったが、追加料金が課される（千円程度だが・・・）ことに加え、一度でもＬＴＥを使うと７ギガを超えた時点で送受信128kbpsの速度制限がかかり、月末までそのまま制限の解除なし（ギガの買い足しは不可）との説明。
しかも、一旦この制限に引っかかると、無制限（ギガ放題）のWiMAX 2+も同じ制限が適用されるとのこと。つまり、上限はないがスピードは超スロー（送受信最大128kbps）のまま、月末まで我慢する以外ないということになってしまう。
WiMAXしか使わない場合は、３日間で１０ギガを超えると翌日に８時間ほど１メガの速度制限がかかり、その後は元通りのスピードに戻る、というルール。
ギガ不足に苦しんだ経緯と、追加料金千円がもったいないという思いが重なり、WiMAXでつながらないときはスマホに追加契約した４ギガを使ってデザリングで対応したのだが、スマホとWiMAX+機器の分割料金の利用料金はそれぞれ６千円台、合計で約１万３千円超。なんとも効率の悪い利用形態に陥ってしまった。
ベストな選択は？
２０２０年６月開始の、ａｕ「データMAX 4G LTE Netflixパック」。月額８，６５０円で携帯通話とデータ通信（デザリング）が６０ギガまで使えるプラン。通信は最初から4G LTEなので、WiMAXのオプションとしての利用のような７ギガの制限もなく安心して６０ギガまで使える。（通常のネット検索や、たまに動画を見るくらいなら余裕かと。一日２時間ほどYoutubeを毎日見たら約６０ギガになるようです。）
＊６０ギガを超えると128kbpsの速度制限がかかります。念のため・・
このプランを使って、スマホでのネット検索やデザリングでWiFiを飛ばしパソコンにネット環境を与える、という選択が個人的には現在のところベストのように思います。
今後もニーズの変化に対応する新たなプランが各社から発表されるはずですので、契約する時点で自分にあったプランを見極め、快適なネット環境のもとで旅を楽しんでください。
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