日本一周で使ったポータブル電源を紹介

キャンプ・車中泊グッズ

 今日から、日本一周の旅で使ったアイテムなどを少しづつ紹介していこうと思います。
まずは、ポータブル電源から。
 以降、照明・テント・マット・ガスバーナー(コンロ)・カメラ・WiMAX・車・便利小物、等々を紹介予定です。フォローいただけると励みになりますので是非よろしくお願いします。

ポータブル電源 Suaoki_S270 のインプレッション

 今回の日本一周車中泊の旅に携行するポータブル電源として選んだSuaoki_S270。

ホンダフィットシャトルでの車中泊なので大きすぎず小さすぎずのバランスを考えた結果、この電源を選んだのだが、これからポータブル電源の購入を考えておられる方のためにその使用感をお伝えします。

大きさは? ー フィットシャトルにはちょうどいいかも ー

 まず、大きさ。カタログデータ(製品寸法:184.5 *109.5 *118.5 mm 重量:1.3 kg)でイメージするより小さく感じ、実際に車に持ち込んでみると車内のあちこちにその置き場を見つけることができる。走行中にシガーソケットから充電していたため助手席の足元に置いたクーラーボックスの横が定位置だったが、後部座席の足元や助手席の背もたれ裏に置くこともあった。コンパクトで置き場所を選ばないと言えばその通りでした。
*缶コーヒーとのツーショット写真でイメージを。

性能は? -ノートパソコン&照明+携帯充電・十分です。ー 

 次に、性能。容量は150W、コンセント:2、USBポート:4。出発当初の使用は、ノートパソコン(パナソニックの割と古めのWindows10マシン)とLED照明をUSBで繋ぎ、2時間ほど使用し、たまに携帯電話の充電もやっていたが、バッテリーの残量インジケーターが点滅に至ることはなかった。
 ところが、数日後にはインジケーターの点滅に至る時間が短くなってきた。
原因は、製品の品質ではなく充電不足(正確には充電時間不足)。

ポータブル電源 車中泊の旅には”充電の壁”があった。 

 一日にエンジンをかけて走っている時間が充電時間となるのだが、その時間は5時間から6時間。一度エンプティーに近い状態になると、フル充電になるまでに8時間程度は必要なようで、5,6時間では7割程度にとどまる。この状態で使い続けると慢性的な充電不足となり、連日2,3時間の使用で残量インジケーターが点滅するようになった。
 解決方法として、オートキャンプ場を時々利用して、夜間にコンセントからフル充電という方法を使いました。

 また、フル充電にするために走行時間(走行距離)が長くなるよう、午後9時ごろまで走ったりしていました。ただし、バッテリーのためだけで目的地を選ぶのは本末転倒なので、遠回りして別の所に寄ってみる(例えば温泉)などで対応。

 この方法も、毎日ブログのアップをしたい・明るい内からのんびり過ごしたいという方はネックになります。そういう方は、バッテリーの消費をできるだけ抑え、翌日の4、5時間の走行時間だけでフル充電になるよう気をつけていれば無理なく使うことが出ると思います。

 結局のところ充電時間の問題なので、より大容量のものを選んでも遅かれ早かれ同じ結果になるのかも?

 一泊のキャンプなら何も問題はないが、日本一周などの車中泊連泊(消費電力の大きな機器を使用)を想定して大容量の電源を購入する場合は、太陽光パネルを併用することが必須ではないかとも思いますが、天候に左右される上に果たして日照時間内にフル充電できるのか、残念ながらこの点については今のところ確実な情報がありません。今後、リサーチしてみようと思っています。
 Suaoki_S270は太陽光パネルからの充電に対応していますので、オプションとして導入可能です。

  日本一周に持っていく電源をご検討の方はご参考ください。

Suaoki S270の総合評価

 残念ながら他機種との比較はありませんので、単体としての評価となります。

よかった点: ホンダフィットの居住空間には、邪魔にならない大きさでちょうどよかったと思います。容量もパソコン&夜間照明&スマホの充電を同時に行っても毎日2時間位は使えました。コンセント:2、USBポート:4(このうち一つはスマホなどの急速充電対応)は、不足を感じたことはありませんでした。
 また、走行中に横倒しになったままだったり、ゴロゴロ転がったりすることも時々ありましたが、何ら問題ありませんでした。この機種を選択して正解だったと思っています。

 消費電力の大きなものを使用する前提では完全に容量不足ですが、すでに大型の電源を持っておられる方の予備電源としてもお薦めです。やはり車から離れたところへ持ち出して使うことを考えると、5~6kgもある大型電源よりこの機種の方が楽ですし、万が一大型のものが使えない状況になった時もこれがあれば安心。コンパクトであることは大きなメリットであることは間違いないと思います。

不満な点:ブルーのインジケーターが明るすぎて夜間は眩しい。特に残量が低下し点滅が始まると余計に感じる。
      

 容量は150W(40540mAh)なので、使う予定の消費電力が大きめの場合は十分確認を。因みに一般的なノートパソコンの消費電力は20~30W、LED照明は5~20W位のようです。

パソコンはACアダプターをコンセントに。LED照明(右上)と携帯をUSBにつないでいます。

ポータブル電源を日本一周で使う上での注意点

 大型・小型に限らず言えることは、とにかく毎日の充電がカギということ。どれくらいの電力でどれくらいの時間をかければフル充電できるかを知っておくと、機種を選ぶ際に役に立つと思います。
 具体的には、愛車の車種が軽自動車なのか普通車なのか、また一日に走行する延べ時間(=充電時間)はどれ位を想定しているのか、また太陽光パネルを付けてそれに対応した機種を選ぶのかなどです。

 さらにその上で、電源につないで使いたい電気機器を取捨選択して機種を選ぶ方が合理的だと思います。

 先に述べた通り、ポータブル電源を連日・長時間使いたいのであれば”充電の壁”が存在しますので、この壁を超える工夫が必要になります。ご注意を・・・

 消費電力7W程度のLED照明(バータイプ:棒状)をフル充電の状態で連続点灯させたところ、約15時間ほどでエンプティーになった。150Wのカタログ値は約7割(100~110W)の実際に使える容量という情報がネットにあったが、実験の結果はその通りとなった。(7W×15時間=105W)
 パソコンは省エネ機能が働く設定にしていれば、20Wの消費電力で5時間以上は使える計算になる。他に何も接続しなければの話だが。

 大容量タイプ

Suaoki S270を買ってから1年経ったが、モデルチェンジもなく未だに売れ続けているよう。amazonのレビューは1,500を超えています。2年間の保証付きも安心です。

*関連:日本一周に持っていく最適な照明は?

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