日本一周(車中泊)と健康③

車中泊

車中泊の旅は健康に良い?

 車中泊というと、狭いスペースで窮屈な姿勢を強いられるため、とても健康的とは言えない印象があるが実際はどうだったか?

 実をいうと、日本一周旅行に出発する前は、床に座った状態から立ち上がろうと足を引き付けて曲げる時や、眠っている時に無意識に足に力を入れた時など、季節に関係なく日常的に足がつることがしばしばで、60歳を迎える頃からその傾向は強くなっていた。そんな訳で、旅行中に車の中でこの症状が出ることを一番恐れていたのだが、結果から言うと全くの杞憂に終わった。毎日、そこそこの筋肉疲労はあったものの、約3か月に及んだ日本一周旅行中にこの症状が出ることはなかった。

 理由を考えてみた。

 適度な運動? 普段から犬の散歩である程度は歩いていた。時には過度な運動かと思うほど歩いたことも。

 温泉? 毎日入る訳でもなく、そもそもそこまで即効性があるのか。

 結局、車中泊そのものにこの症状に効く何かがあるのではと考えた時、思い当たる節があった。
それは、狭い窮屈な空間での動作一つ一つが屈伸運動であること。

 運転席で靴を脱ぎ、助手席と運転席のバックレストの間を腰をかがめてすり抜け、後部座席を倒したラゲッジルームへ移動。ほぼ中央に座る。
 フィットシャトルのラゲッジルームは一々立って移動するほど広くもなく高さもない。そんな状況の中、必要なものがある時は保管場所に向けて体をひねり、曲げ、手を伸ばす。パソコンや地図帳、飲み物、ハサミ・ペン等それぞれの保管場所に時には限界まで手を伸ばす。元に戻す時も同じ動きを繰り返す。

ヨガ かと思う時もしばしば。
さらに、外へ出る時も、腰をかがめひざを曲げたまま運転席へ移動し外へ出る。
すべての動きが体幹と筋肉を鍛え、関節を柔らかくすることにつながっていたような気がする。

結論:狭い空間だからこそ、体にいい効果をもたらしてくれることもある?

 

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