34年前と変わっていなかったもの。

車中泊

 以前、「日本最北端到着証明書」は34年前と同じ様式のままだった・の件、紹介しましたが、34年前に日本一周した時の写真を見直して気付いた、今回の日本一周と前回のそれと比較して変わっていなかったことを追加で紹介します。

日光東照宮の石灯篭は34年前と同じたたずまいだった。(当たり前?)

 34年前、オリンパスのハーフサイズカメラ(フィルムの一コマに2枚の写真を写すことができるためハーフサイズという。)で写した写真と、今回の旅行で撮った写真を比較してみる。

 以前にも書いた通り、私は過去の写真をしょっちゅう見返しているわけではない。今回もたまたま別の探し物をしている最中に34年前の日光東照宮で撮影した1枚の写真が出てきたのだが。

「どこかで最近見たような・・・・」

 「もしかして・・」と思いながら本ブログ(5月31日)の日光東照宮の写真を見てみると、やっぱり・・・でした。


昭和60年6月15日
令和元年5月31日

 

 燈籠の上に根付いたシダや名前が分らない草花が生い茂っている。
今回の写真は白い花が咲き誇り、特に美しい。34年の間、様々な植物がこの燈籠の上で芽吹き、その生を終え、あるいは世代交代を繰り返している植物もあるかも知れないが、少なくとも景観を損なうものとして人の手によってむしり取られるようなこともなく、毎年微妙な違いはありながらも同様な景観を作り続けてきたのだろう。

 という訳で、この佇まいはここが建立されて以来続いている景観であり、これからも東照宮の建物とワンセットの景観としてこの燈籠は立ち続けていくのだろう。

 さて、この2枚の写真で、もう一つ変わらないものがあることに気付いた。

 同じ燈籠に目を奪われ、同じアングルで写真を撮った自分の感性は34年経っても全く変わっていなかった。

関連:「日本最北端到着証明書」は34年前と同じ様式のままだった。

   日本一周39日目 華厳の滝から日光東照宮へ

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