稚内から天塩町へ

車中泊

日本一周78日目

サロベツ原生花園へ

7月9日(火)
朝、稚内市「北海道立宗谷ふれあい公園オートキャンプ場」
 やってしまった。実は今日から礼文島へ渡る予定でずっと過ごしてきた。富良野のラベンダーなど開花時期が遅い様子を見て礼文島のエゾカンゾウも例年より遅いだろうと勝手に予想していたのだが、道北は別で、すでに開花時期を過ぎてしまっていた。6月終わりごろが、満開の時期だったよう。北海道では観光案内所・ビジターセンター等を活用してマメに情報をリサーチしないと私のように後悔することになりますので、ご注意を。前回は、たまたまタイミングよく開花時期に訪れていただけだったが、この時の感覚と九州人の感覚で判断した結果、満開の時期はとっくに過ぎ去っていた。
 ということで、今回は礼文島には渡らないことに決定。礼文島に渡っている間に富良野のラベンダーも終わってたというダブルパンチはもらいたくない。教訓を生かし富良野のビジターセンターにラベンダーの開花状況を確認すると、そろそろ見頃の時期になりつつあるとの情報をもらい、礼文島をあきらめ道央へ向け南下を決断。
 今日は、「北海道立宗谷ふれあい公園オートキャンプ場」を出発しサロベツ原生花園へ向かう。

稚内市「北海道立宗谷ふれあい公園オートキャンプ場」
キャンプ場のゲストハウス

サロベツ原生花園へ。

今年、サロベツでのエゾカンゾウの開花は6月24日だったとのこと。
ほぼ緑一色の風景が広がる
サロベツ原生センターを出ると、まばらに咲く群生地が
礼文島で群生を見て以来、この花に魅了されています

サロベツの直線道路を走る

 サロベツ湿原センターから444号線を日本海へ向け走り、程なく海岸線を走る直線道路北海道道106号線に出る。この道は稚内市と天塩町を結ぶ道。左折すれば南下ルートだが、直線道路を満喫するため敢えて右折。20kmほど北上しUターンして南下する。
 この道は34年前バイクで走った時に北海道の雄大さをより強く実感したところ。当時の感動がよみがえる。北海道には至る所に長く延びる直線道路があるが、個人的にはここが一番のお気に入り。

無造作に転がった牧草の塊。 サロベツの日本海沿い106号線
異空間を感じるフォトジェニックな景色
右側が日本海 南へどこまでも延びる道
左側が日本海 北へ続く(上の写真と同じ場所、同じ時。)

なんだあれは? オトンルイ風力発電所

道道106号線を南下。天塩町が近づくにつれ、前方はるか遠くの景色に何か違和感があることに気付く。何やらビルの様なものが見えるのだが、輪郭がぼやけていて立体感がなく巨大な壁のよう。「何だあれは~?」と声に出しながら走り続けること30分ほど。オトンルイ風力発電所がその正体。写真では伝わりにくいと思うが、とにかくデカい。高さも100m位はあるだろう。一直線に30基程が100m間隔で約3kmに渡って立ち並ぶ。宗谷岬の丘陵で見た無作為に立ち並ぶそれとは対照的な見た目だが、これはこれで絶景。風車を数えた(約30本)後、オドメーターで距離を確認(3km)。これが、遠くから見ると角度によって壁のように見えたのだった。

100m間隔で約30本
3キロ先は数えにくい。ということで30本。
天塩町から。休憩所の屋根右上に見えるのが「オトンルイ風力発電所」。
利尻富士

天塩町キャンプ場 泊

天塩町キャンプ場の夕日

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