弘前市相良町へ

車中泊
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日本一周51日目

6月12日(水)
 道の駅「虹の湖」から大間~函館へのフェリー(6月14日)を予約する。昨夜は強風の上に気温が下がり、風鳴りと寒さで何度か目を覚ます程だった。やはり東北で山間部ともなると6月とはいえ侮れない。というわけでいつもより早い起床となり、午前5時ごろ弘前へ向けて出発。

道の駅 虹の湖
一瞬、造花かと・・・
現地の観光案内板

 道の駅で弘前への道すがら早朝に入れる温泉を探し、黒石市の鶴の名湯「温湯温泉」へ立ち寄る。(温湯=”ぬるゆ”と読む。)午前六時ごろ到着。なんと午前4時から営業していて料金は250円。基本的には地元の方の利用を前提とした銭湯のような施設ですが、早朝から動き始める車中泊旅行者にもありがたい温泉でした。

専用駐車場が何ケ所かありました。

 弘前市「相良町」へ。九州相良藩で藩政を実効支配したとして殿様から徳川幕府に訴えられた相良清兵衛。かの人が流刑の地として暮らし、その屋敷があったことからその町名がついたというところ。電柱に確かに相良町とある。江戸時代に九州南部の小藩から70歳を過ぎて青森のこの地に流され、その生涯を終えるまでに15年ほど暮らした後に客死 相良清兵衛 。短い時間の中で老体でありながら地名となって残る程に津軽藩との関わりを深めていったのであろう相良藩士の数奇な一生に思いを馳せこの地を離れた。

電柱に相良町とある。
弘前大学医学部 入り口
相良町 遠景

この後、弘前市立図書館へ行くが残念ながら休館日。隣接の郷土文学館で「太宰治 生誕110年記念展」が開催中であったので入館する。太宰の作品は学生の頃に読んだ きり再び読むことはなかったが、ここで人間太宰治を少し知ることができたので九州へ帰ったらまた読んでみようと思った。

残念ながら休館日
左奥に見えるのが旧図書館。中を見学できる。
太宰治生誕110年記念展のポスター発見

 ここは 広大な敷地に 図書館や文学館と向かい合わせに観光館も併設されており、時間に余裕があれば旅行者がゆっくりと過ごせる場所としてお薦めです。

右の建物が観光館。背景に雪が残る岩木山が見える。

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