道東を縦断 厚岸から網走へ

車中泊

日本一周63日目

受難の茶々丸、動物病院へ

6月24日(月)
 厚岸を午前7時前に出発。道東を縦断しオホーツク海側へ抜けてその先はそこで考えようと、走り出す。

 ただ、この日の朝は一つ問題があった。
 目覚めに愛犬の顔を見ると右目の下に小さなほくろのようなものが見える。嫌な予感がしたが、じっくり観察すると、案の定ダニ。さらに左目の周りにも発見。多分、昨日アゼチの岬で写真を撮っている間、草地に伏せて待っている間に付いたのだろう。浜中町のセイコーマートで買い物をした時、体表を移動中の1匹を退治したことで安心していたが他にもいたようだ。つまんで引っ張ってみたが、瞼の皮膚が手前に伸びるだけで取れない。当然、それを犬は嫌がる。
 ネットで調べたところ、ワセリンを皮膚とダニに塗り付け、ダニが窒息死したところを除去すればOKとある。さらに、ワセリンの代わりにバターでも可という情報も。クーラーボックスにチューブ入りのマーガリンがある。さっそく塗り付け、時間の経過を待つ。その間の出発であった。
 30分程が効果が出る(死滅する)目安とあったので、念入りに1時間ほど走って確認すると見た目の色が変わり黒くなっている。明らかに異変が起きている。だが引っ張ってもなかなか取れない。一旦あきらめもう少し時間を置けばと考え、車を走らせる。30分ほどで標茶町に着き釧路川の土手に車を止め、今度こそはと意を決してさらに力を込めて引っ張ってみたところ、プチっという音とともにダニが取れた・・・と思ったがネットでの注意書きにあった通り、どうやら頭の部分は残ったままのよう。(こうなるから、気を付けてね・とあった。)

 やっちまった感にさいなまれ、動物病院をスマホで検索すると、数百メートルの場所に「標茶キロル動物病院」とある。道東で他の動物病院は数カ所しか無く、しかもすべて50キロ以上は離れている。何とも幸運な犬だ。9:30の診察開始を待って診てもらう。優し気な女の先生が対応され、専用の器具を使って2匹とも除去してくれた。
 薬の処方の段になり、塗り薬と飲み薬があるがどちらにしますかという選択肢を示される。
どちらを選んでも、ダニが寄り付かなくなるのだろうと思い、「飲む方」を選ぶ。少し後で先生の口から驚愕の補足説明。ダニが食いついても無理に取らないこと。向こう1か月は薬の効果で血を吸ったダニは死んで勝手に落ちます、とのこと。どうやら、愛犬は今後1か月の間、ダニにとっては悪魔のような存在になるらしいということだけはイメージできたが、どんなメカニズムなんだか後でネットで調べてみようと思いながら、まだ調べていない。

美幌峠から屈斜路湖を眺める

標茶町から弟子屈町を抜けて美幌峠へ。弟子屈町といえば33年前にキャンプ場で目覚めた時、7月なのにテントの中が7度だったことを今でも覚えている。

道の駅「ぐるっとパノラマ美幌峠」に車を停め展望台から眺望を楽しむ。天気が良く爽快な気分になる。茶々丸が珍しく湖を眺めながら座り込んで動かない。何かを懐かしむような、そんな雰囲気にも見える。先祖が見たはるか遠くのヨーロッパの風景がよみがえったのだろうか、とか思ったものの、トイプードルの原産国はどこ?

屈斜路湖を見下ろす
駐車場から結構歩いて・・・
展望所から。勝手に柵をぐぐり景色に見とれる茶々丸。柵の内側からリードを張ってます。
天気が良く、遥か遠くで見渡せた。
本人歌唱の音声がエンドレスに流れていました。

網走「北海道立オホーツク公園てんとらんど」で快適キャンプ。

 明日の天気は、曇りの予報。「近くのキャンプ場」でスマホ検索すると、網走に「北海道立オホーツク公園てんとらんど」があり、さっそく電話で予約完了。17時過ぎにチェックイン。

この後、右側から海霧が押し寄せてきた。
広くてきれいです
今日のおかずは牛タンステーキ
夜・テントの中

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