五木村・大通峠へ 雪道を走る。

色々な事

スタッドレスタイヤを初めて履いてみた結果・・・。

日本一周犬・茶々丸も帯同。

 爆弾低気圧が日本列島に襲来。
 平地ではめったに雪が積もらない九州では、山越えの通勤経路を持つ人以外はほとんどが冬タイヤ無しで例年過ごしている。私もその部類で、今まで冬タイヤを履いたことがない。(チェーンはあるが・・・)
 セカンドカーにジムニーを所有しているので、いざとなったら4駆の強みで、ある程度の積雪はタイヤ交換無しでも走ることができるという理由もある。
 しかし、今シーズンは寒い冬になりそうとの予報通り、昨年末に寒波が襲来。

 そこで、年末に一念発起。安全走行の確保と、一度スタッドレスタイヤを履いてその実力を確認してみたいとの思いが重なり、ヤフオクで中古のホイール付きを一万円で落札。(安い!一念発起というほどのものか?)
 装着しないでいたが、年末に続いて九州の平地でも積雪がありそうな寒波が明日から襲来するとのニュースを聞き、昨日狭い車庫で車の向きを前後に入れ替えながら左右交互に自分で交換。

 トルクレンチというボルトの締め付ける力を設定する専用工具を持っていないので、ガソリンスタンドでガソリンを入れるついでに増し締めをお願いしたところ無料でやってもらえた。もちろんトルクレンチで。

 空気圧も確認し、スタッドレスタイヤの実力を検証すべく、すでに積雪しているはずの五木村・大通峠へ行ってみた。

 タイヤはブリジストンのスタッドレスタイヤで、ブリザックVRXという商標の2015年製・5年落ちの中古。

 スタッドレスタイヤの性能をネットで調べると、年式が古くてもブリジストンの素材(発砲ゴム)は柔軟性が長持ちするため、経年による性能劣化が少ないとの情報が多かったのでこのタイヤを選択し購入した次第。

 冬タイヤの実力に感動!

 現地に到着。見通しが良く比較的道幅の広い場所に車を停める。

最初はこんな感じ

2,3年前に雪が降った時、初代フィットwithノーマルタイヤで危険と判断し引き返した地点に到達。気温は-5℃。路面状況も似たような感じだが、ここまで時速40キロ程の走行で、コーナリング・ブレーキングともすべる感じもなく不安はない。

 圧雪の路面で試しに強めにブレーキを踏んでみたら、アンチロックブレーキが作動しガ・ガ・ガツという音とともに姿勢を崩すことなく停車。スタッドレスタイヤがこんなにグリップするとは予想以上で、チェーンを履くより安定していて安心感が高いと感じた。まさかこれ程とは・・・

 その後、大通峠の真下を貫通する大通トンネルを抜けるとすぐに現れるループ橋を走る。真っ白な圧雪路面でしかも下り。
最初はおっかなびっくりで走るが、下りでも時速40キロ程で安定して走行できることに気付くのにさほど時間はかからず、ループが終わる頃には限界を探る余裕さえあった。
 しばらく下り坂の走りで挙動を確認していると、突然傾斜がきつくなった下りのカーブが現れた。下ることはできても、帰りに登れる保証がない。対向車線に車が登ってきた形跡(轍)が無く、さらにその先はタイトなコーナーが続く。夏場にバイクで走っているコースなので、ある程度コーナーのつながりは覚えている。
 助走をつけてアプローチできるようなコーナーではないので、そこでUターンを決断。20センチほど積もった新雪の中にバックで突っ込む際は、下り坂の傾斜に抗いながら向きを変えることになるがすんなりとバック。そこから切り返して逆に登りながらの本線侵入となるが、これも難なく路側帯の新雪地帯から脱出することができた。

 その後来た道を戻り、帰りの大通トンネルを抜けた直後、左側の大通峠公園の入り口に気づき停車する。少なくとも半日は誰も走っていないと思われる真っ白で轍のない上り坂が100メートル以上続いている。
 傾斜は一般的な立体交差の坂よりややきつめといった感じで、シミュレーションにちょうどいいのではと考えるが、途中で止まってしまう不安は否めない。

 それでも、ここまで走ってみた感じでは行けそうな気がしたので、アタックを敢行。(写真は撮り忘れてしまいました。)

結果、20cmはありそうな積雪を踏みしめながら難なく登頂に成功。下りでのブレーキも問題なし。

あらためて、スタッドレスタイヤ 恐るべし!

途中でタイヤハウスにびっしりと張り付いた雪の塊をそぎ落とすという初めての体験をしながら無事帰宅。
途中から乾いたアスファルトに変わった後も、普段との違和感もあまり感じることもなく静かで安定した走行だった。

九州人が初めてスタッドレスを履いてみたインプレッションでした。

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